2003/4/6
ヨーロッパ旅行記11
「ミロ美術館」
バルセロナの丘の上のミロ美術館を訪ねました。地元の建築家のお勧めです。コンクリートに白いペンキを塗った建物でコンクリートもお世辞にも日本のような奇麗なものではありませんでしたが逆に味があるように感じるのは私だけでしょうか?しかし気候が違うせいでしょうがこの白と木の濃い緑と空の青がなんともいえないコントラストです。装飾がほとんどない建物ですが空間が非常に豊かに計画されていました。内部は写真禁止なので写せませんでしたがシンプルで力強い空間です。とにかく光がかなり制御されていて奇麗です。中庭に面したカフェでのお茶は静かで気持ち良くて最高でした。ミロの作品が年代をおって展示されていますがこちらも唸らされます。

2003/4/5
ヨーロッパ旅行記10
「バルセロナの屋上」
スペインのバルセロナに入るとドイツとは全く違うことに驚かされました。実にラフなんです。バルセロナで美術学校を開校している方に会いに行った際、美術学校ってセンス良くってかっこいいのかななんて思ったんですが、いやいや自由でいい加減で楽しいって感じです。学校の屋上はこんな感じでお気楽です。ここでお茶を飲みながら建築と美術につて片言で話をして「頭を使い過ぎるな感覚こそ全てだ」と美術家らしい意見をされてしまいました。その後昼食へ。食事の後の立ち飲みのカフェが古くてかっこ良かったです。立ち飲みってとこも凄いけど、チップを金属製の壺の中に投げ入れるとこなんかひいーっってぐらいかっこ良かったです。でもそれはかっこうではなくて生活のスタイルなんですよね。うっ写真とり忘れました。右は学校の猫。ついて廻ってきてかわいかったです。なんかのんきそうですよね。

2003/3/1
ヨーロッパ旅行記9
「中世の修道院」
良い建物にはゆるがない理由があるように感じます。修道院と言う信仰の場にはその傾向が強く感じられます。物事の表面的な現象とその裏に隠れている内面的なことこれらを同時にとらえることはとても難しいのですが、光や影、装飾や構造といった事で表現しているのではないかと感じます。あとなかなか写真では伝わらないのですがその場が持つ空気と言うか雰囲気がなにか物事を考えさせるようにしむけているように感じます。建物や空間とはそのような作用を強く持つ装置と考えれるのかもしれません。

ヨーロッパ旅行記8
「パブリックデザイン」

町並みの中のちょっとしたデザインがさり気なくかっこいい。左は車止めのポスト。4本のポールを十字に繋いだシンプルなデザイン。なかなか。右はゴミ箱こちらも円筒形でちょっと宙に浮かしてあるのがミソ。色も周囲の素材と合わせてあってさりげなく設置されています。このような公共デザインはともすると一つ一つがさあデザインしたぞと主張して全体的にバラバラになることがあるのですがトータルなイメージコントロールをしているのか、それぞれのデザイナーがそのような意識を当然のように共有しているのか?考えさせられます。


ヨーロッパ旅行記7
「2重壁」

ヨーロッパでは省エネのためにダブルスキン(2重壁)の建物がはやりです。左の建物は建物の前面がすべて木製の格子に覆われて窓のところが跳ね上げになっています。日差しをコントロールしながら風通しを確保しプライバシーも守る一石三鳥の仕掛け。右の建物はちょっと分かりにくいですがベランダの前に開閉式のガラスが全てついています。こちらも同じ効果を狙ったものです。ちょうど日本の縁側みたいな空間ができていて興味深いです。日本でもこれから縁側の復活がおこるのは間違いないなさそうですが問題はコストかな?しかし縁の空間はとても豊かで快適で奇麗なのはどうしてでしょう?


ヨーロッパ旅行記6
「20世紀最も美しい建物」

20世紀最も美しい建物といわれているミースファンデルローエが設計したバルセロナパビリオンです。ほんとに美しいです。住宅のプロトタイプと言われていますが空間の構成と光の演出は凄まじくバランスがとれています。素材は硬いものばかり。石、ガラス、ステンレスetc。しかし構成のうまさでそれほどの冷たさを感じさせません。壁と細い柱、天井までの開口などなんとなく日本的な空間にも共通するものを感じませんか?


ヨーロッパ旅行記5
「切り取られた空」

左が現代建築の空、右がローマ時代の道路の空。なんか、見比べると楽しくなりますね。先はどうなっているのか視線が引き込まれます。通路に向かって開いている窓も共通していて影響を感じますがどうでしょう。温故知新とはこんなことなんでしょうか?


ヨーロッパ旅行記4
「窓際の朝食」

旧東ドイツのドレスデンでステイさせてもらったアパートメントのダイニングです。大きな窓の横で簡単な机がありいろいろな食材を並べて朝食をもてなしてもらいました。こちらでは来客があるとパン、チーズ、ハム、ヨーグルト、シリアル、フルーツ、ジュースetcをたくさん並べるのが流儀のようで
これを毎日食べていきます。大きな中庭に面しているので道路に面しているのとは違い窓を開け放していても静かでなかなか気持ちが良いです。


左:リビングダイニング(友人の荷物の洗濯機などが置かれていた) 右:多彩な食べ物


ヨーロッパ旅行記3
「アパートと緑」

ステイさせてもらったアパートメントの外構です。非常に緑が多くて気持ちがいいです。植栽の方法もうまく低木高木の組み合わせ、通路と芝生の対比。照明器具なんかもシンプルでうるさくありません。 敷地が広いのがうらやましい限りですが。建物自体は特別贅沢なことをしていないのですが植物のせいか全体として豊かな感じがします。外構をきちんとすることは建物だけをデザインする以上に大きな効果が得られることがよくわかります。



左:中通路 右:南庭


ヨーロッパ旅行記2
「ビルの中庭」

ベルリンの再開発地区。ビルとビルの挟まれたスペースが緑の公共スペースになっていました。ここでは人と言うよりも植栽が主役という感じで通り抜ける時以外と心地よく感じられました。低木(グランドカバー)と高木がはっきりと対比されていて明快なのガラス張りのビルの冷たさを実にうまく和らげているのが分かります。ここから少し離れたところには大きな公園があり、木々が茂っているのですがなぜかその公園の事をここにいると思い出させられます。きっと高木と低木の感じや通路の感じなどに共通するなにかがあるのでしょう。 日本の坪庭も遥か雄大な自然に思いを馳せ共通の要素を取り入れていることを考えると都市の広場も同じなんだなと感心させられます。
右はフランクフルトのやはりビルの間の空間。巨大な円形の水盤がさらさらと水を流しています。周囲に腰掛けられてふっっと落ち着ける空間になっています。


ヨーロッパ旅行記1
「ヨーロッパ人の生活って?」

ところで再開と言うか復帰前にヨーロッパへ3週間程旅行に行ってきました。知り合いの家を渡り歩きながらドイツ、オーストリア、イタリア、スペインといっぱい建築を見てきました。名建築にはまこと舌を巻きましたが、ホームステイさせてもらったのでそれぞれの国の皆さんの生活ぶりにも驚かされました。
ベルリンでステイさせてもらったマイクとべティーさんのお宅。シックです。